第1回 高齢者におすすめしたいワクチンのお話

最近はさまざまなワクチンが登場し、選択肢が増えてきました。しかし「副反応が心配…」「費用が高いし…」「本当に必要?」と感じて、なかなか接種に踏み出せない方も多いようです。 特に高齢者では、感染すると重症化しやすいため、予防接種のメリットはより大きくなります。ここでは、代表的なワクチンについて、できるだけ分かりやすくお話しします。


■ 定期接種と任意接種について ワクチンには次の2種類があります。 • 定期接種:市区町村が行う接種で、公費負担(自己負担あり) • 任意接種:希望者が自費で受ける接種 65歳以上の方が対象となる定期接種は次の通りです。 • 新型コロナウイルスワクチン(年1回) • インフルエンザワクチン(年1回) • 肺炎球菌ワクチン(65歳で1回) • 帯状疱疹ワクチン(65歳で1回。5年間は70・75・80 なども対象) 費用は自治体によって違いますので、お住まいの市区町村にお問い合わせください。

記 革島 悟史

大阪府内科医会 お医者さんのブログ

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