脳梗塞と熱中症を防ぐ!夏を元気に乗り切る4つのポイント

前回は、夏に増える「脳梗塞」と「熱中症」の関係についてお話ししました。今回は、これらを防ぐための具体的な予防法をご紹介します。

■ 1. こまめな水分補給を忘れずに

* 一度にたくさん飲むのではなく、少しずつこまめに補給するのが基本です。

* 利尿作用のある飲料(アルコールやカフェイン含有飲料)は避け、**麦茶や経口補水液、水などを選びましょう。

* 寝る前や朝起きた時に水を飲むことは、夜間や起床時に多い脳梗塞の予防にもつながります。

■ 2. 室温管理を適切に

*エアコンは適度に使いましょう。夜間も熱中症予防のためにつけたまま寝るのがおすすめです(室温は28度以下を目安に)。

* 扇風機の併用も効果的です。

■ 3. アルコールはほどほどに

* アルコールは**利尿作用**があり、脱水を助長します。

* 飲酒時も必ず水分を一緒に摂取してください。

■ 4. 持病のある方はコントロールを

* 高血圧や糖尿病、心疾患などのある方は、暑さによって症状が悪化しやすいため、体調管理が重要です。

* 内服薬の管理、定期的な通院も忘れずに。

■ 最後に

暑い夏を元気に乗り切るには、脱水と熱中症、脳梗塞の予防がカギです。

「少しおかしい」と思ったら、早めの対応を。


大阪府内科医会 お医者さんのブログ

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