「いざという時のために!誰でもできる救急蘇生法」1

皆さま、明けましておめでとうございます。

今年も「お医者さんのブログ」をどうぞよろしくお願いいたします。

さて、最近は急に寒さが厳しくなりましたね。年末には、有名人がお風呂で事故に遭ったというニュースもあり、急な体調の悪化に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。私たち医療者にとっても、心配の多い季節です。

そこで今回は、もしもの時に役立つ「救急蘇生法」について、わかりやすくお話しさせていただきます。

■ 知っていますか?一般の方の勇気ある行動が命を救っています 

 実は、病院外で心臓が止まってしまう方が年間で約14万人もいらっしゃいます。うれしいことに、近年では半数以上(51.2%)の場合で、その場に居合わせた方々が救命処置を行ってくださっています。さらに、心臓が原因での心停止の場合、一般の方がCPR(心肺蘇生)を行うと、生存率が約2倍になることがわかっています。特にAEDを使用できた場合は、なんと半数の方が1ヶ月後も元気に過ごせているんです!

(木村 新)


大阪府内科医会 お医者さんのブログ

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