第3回:痔を予防するための5つの習慣

痔の予防には、日頃の生活習慣が大きく影響します。気づかないうちに、痔を悪化させる生活をしていることもあるかもしれません。以下の5つのポイントを見直してみましょう 1. 便意を我慢しない便意を感じたらできるだけ早く排便しましょう。我慢は便秘を招き、痔の原因になります。

2. 排便時間は3分以内に長時間トイレに座ると肛門に負担がかかります。すっきり排便できない場合は医師に相談を。

3. 冷え対策を徹底血行を良くするために、冬は特に入浴やカイロを活用して体を温める工夫をしましょう。

4. 長時間同じ姿勢を避けるデスクワーク中はこまめに立ち上がって体を動かしましょう。同じ姿勢が続くと肛門周辺がうっ血します。

5. 温水洗浄便座の使いすぎに注意

適度な使用は清潔を保つのに効果的ですが、洗いすぎると皮膚炎を招くこともあります。

最後に、肛門部の異常は必ずしも痔とは限りません。場合によっては重大な疾患が隠れている可能性もあります。症状が続く場合は、まずかかりつけ医にご相談することをお勧めします。 (記 柳生隆一郎)




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