①効果的な運動の選び方

人の体力は20歳をピークとして下降して行きます
 一方で2010年の研究では80〜90歳まで自立を維持する人は男性で約1割、女性では0%ということがわかっています。このうち虚弱化群はもっぱら骨や筋肉衰えによる運動機能の低下により自立度が徐々に落ちていきます。 ところで皆さんはおでんは好きですか?おでんは身体への栄養、心への喜び、一緒に食べる人との絆を強めてくれます。この身体・精神・社会性という3点は先に述べた虚弱性(Frailty、通称「フレイル」)の3要素でもあり、同時にWHO(世界保健機構)の提唱する「健康」の3要素でもあります。つまりこの3つを整えることが安定して健康的に人生を送る秘訣と言えます。 コロナ禍の3年間は外出、会食、カラオケなどの交流が減ったことで、3つの要素を整えることが難しくなっていました。これからあなたに合った運動を見つけることで、あなたらしい生活の再建すなわちリハビリテーションを応援します。  (太田俊輔)

大阪府内科医会 お医者さんのブログ

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