謎の疲労感、感じていませんか?
「朝から疲れている…」その原因、“糖化”かもしれません
「朝起きるのがつらい」「寝ても寝ても疲れが取れない」「いつの間にか寝落ちしてしまう」…そんな疲労感に悩む方は少なくありません。実はその原因のひとつに、「糖化」が関係していることがあります。
糖化とは、体内の「余分な糖」がたんぱく質と結びついて「AGEs(終末糖化産物)」という老化物質を作り出す反応です。AGEsは、体内に蓄積されると細胞の働きを低下させ、様々な不調を引き起こします。
AGEと疲れのメカニズム
AGEsを認識する体内の受容体「RAGE(レイジ)」が活性化されると、炎症を促進する物質が産生され、慢性炎症が起こります。この慢性炎症が、全身のだるさや疲労感の一因となるのです。
さらに、糖化が進むと血糖値のコントロールが悪くなり、「反応性低血糖」と呼ばれる状態を引き起こすこともあります。これは、食後に血糖値が一時的に急上昇した後、今度は急激に低下する現象で、眠気や集中力の低下、強い疲労感を伴います。
0コメント