お酒とうまく付き合うコツ(第2回) 二日酔いとは? その原因と症状
前回は「ほどほどの酔い」についてお話ししました。今回は「二日酔い」について解説します。
アルコールが体内に入ると、肝臓でアセトアルデヒドという有害物質に分解され、最終的に二酸化炭素と水へと分解されます。この過程には時間がかかり、一般的にアルコール10ml分の分解には約1時間かかります。
例えば、日本酒3合(アルコール量約30ml)を飲むと、完全に分解されるまでに約9時間かかります。飲む量が多く、また飲む時間が遅ければ翌日までアルコールが体内に残り、これが二日酔いの原因になります。
二日酔いの主な症状
- 頭痛・吐き気:アセトアルデヒドの作用によるもの。
- 身体のだるさ・起きられない:アルコール分解に大量のエネルギー(ブドウ糖)を消費するため、低血糖状態となることで引き起こされる。
二日酔いを防ぐためには、アルコールの分解とアセトアルデヒドの分解を促進することが重要です。 次回は具体的な対処法についてお伝えします。
(藤田聖子)
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