骨が作り出す若返り物質

最近の研究で分かったことですが、骨は若返りや免疫力向上に必要なメッセージ物質を放出しているんです。例えば、骨芽細胞から放出される「オステオカルシン」は、脳の海馬神経細胞に働きかけ、記憶力向上や認知機能の低下を防ぎます。同時に筋肉や精巣にも働き、筋力や生殖力を向上させ、膵臓にはインスリンの分泌を増やし効果を高め、糖尿病の予防にも役立っています。


この 骨芽細胞が若返り物質オステオカルシンを出すには、日常的に骨に刺激を与えることが重要です。ウォーキングやジョギング、ジャンプ運動などが有効ですが、膝や腰に問題のある方は医師に相談してください。毎日、タンパク質やカルシウムを多く含む食品(牛乳・乳製品、小魚、緑黄色野菜、大豆・大豆製品)、ビタミンD、Kを含む食品(魚、きのこ、納豆、緑色野菜)を摂り、日光浴びてビタミンDを活性化し、ウォーキングで骨に刺激を与えることが若さを維持する秘訣です。さあ、今日から「骨活」を実践しましょう。 

大阪府内科医会 お医者さんのブログ

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