「汗のお話」 その2 汗対策
今回は汗対策についてお話しましょう
◯汗をかいたときの対策
・汗の原因が病気の方:
病気に対しての治療が必須ですね。
・精神的な理由で汗をかきやすい方:
自分なりのストレス発散(日常生活の改善)や自律神経のバランスを整える工夫をしま しょう。心療内科を受診するのもいいですね。
・こまめに汗を拭いましょう:
なんといっても汗をかいたらこまめに汗を拭うことが大切です。 汗を放置するとニオイを発します。 可能なら体を洗うのが良いですが、外出中でシャワーなどができないような時は、 濡れティッシュや濡れた小さなハンカチを用意してこまめに拭くといいですね。 体が洗えなくても腕まくりして腕だけでも洗うなど、とりあえず汗を拭うことですね。
・背中にタオルを入れる:
外出中に動き回ってたくさん汗をかき、室内にいると汗が冷たくなってくる場合、 外出中背中にタオルを入れて、汗をかいた後にそのタオルを引き抜くという方法です。 簡単でとても便利です。汗をよくかくという方は一度試してみてください。
・上記対策でもなかなか良くならない場合:・
脇の汗に効果的な塗り薬があります。 かかりつけの先生に相談してみましょう。
また、他科(皮膚科、形成外科、心療内科など)の病院を紹介することもあります。 ボツリヌス毒素局注療法、内視鏡的胸部神経遮断術(ETS)、神経ブロック、および内服 療法、塗り薬が効果的なことがあります。
これから暑くなり汗をかきやすくなりますね。 さまざまな治療や対策を上手に活用して、快適な毎日をお過ごしくださいね!
大阪府内科医会理事 正木初美
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