コロナ禍であっても定期的な検査って大切!

暑かった今年の夏もようやく過ぎ、 やっと秋の気配を感じる日々となりました。秋といえば食欲の秋? いえいえ定期健診の季節です。 


 コロナ禍になって以来、高血圧症や糖尿病で通院されていてもかかりつけ医のところに行く回数を減らしている方が多くなったと感じます。

また、医療機関での感染を恐れて健康診断を避ける方や人間ドックを先送りにされている方が多いようです。 

健康診断や人間ドックで行う血液検査や超音波検査、胃カメラや大腸カメラ、レントゲン、心電図などは癌や動脈硬化性疾患を未病のうちに発見でき得る有用な手段です。 


もちろん、かかりつけ医でも、なにか症状がでた場合にはそうした検査はされていますが、症状がでてからでは、すでに病状が進行している場合も少なからずあり、早期発見の為には定期的な健康診断や人間ドックを受けることが大切です。
コロナ禍のこの2年、こうした検査と疎遠になったために癌の発見が遅れたりで残念な結果になった方のことをしばしば聞きます。

私のクリニックでも長年糖尿病で通われた方が予定していた腹部超音波検査や内視鏡検査を「コロナが怖いから」という理由でキャンセルされ、半年後に症状が出てから検査したら進行期の膵臓癌が見つかったという苦い経験をいたしました。 

またコロナ禍で宴会や外食の機会が減ったために自分の食欲も落ち、痩せてきたと思い、放置していたら、げっそりと痩せてしまい、体の異変に気付いたという方もおられました。
この方は、コロナ前には定期的に通院をされていたのですが、コロナ禍で通院中断をされてしまっておられたので、以前ならもっと早く異変を見つけられたのではと悔しい思いをしています。 

健康診断や人間ドックによる癌の発見率は国民生活調査や国立がん研究センターの報告によると0.1〜0.2%です。 意外と低いと感じる方もおられるかもしれませんが早期発見で完治する癌も増えてきています。まだまだ第7波のピークは過ぎたようですが、まだまだコロナ禍は収まる様子はなく、感染に気をつけながら日常生活を取り戻す、withコロナ時代に入ってきたといえるでしょう。 コロナ禍で、健診、人間ドックを先送りにしていた「あなた!」、是非この秋には健診を受けるようにいたしましょう。  

大阪府内科医会 お医者さんのブログ

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