お薬の話 1

皆さん こんにちは 今回は「お薬」についてお話したいと思います。


 ーお医者さんで処方される「薬」について疑問があったり、心配される人がしばしばおられますー


 はい、そうですね。高血圧などの病気の患者さんに、お薬を処方するときに、必ずといっていいほど「このお薬は一生飲まなければいけませんか?」と聞かれます。薬に対して疑問や不安を持っている方は非常に多いと思います。多くの方は薬には副作用がつきもので、ある種の毒ではないかというイメージがついていると思います。そのことが全く間違っているということはありませんが、かなり誤解されているところもありますので、少し説明していきたいと思います。 初めに、薬はあくまでも治療のための「道具」であるということです。「必要なときに必要なだけ」用いるのが原則です。病気の状態によって使う量も期間も異なります。どの薬がいつまで必要かは、一人ひとり全く違いますので、結果として、どの薬がどのくらい必要であったかは、一生が終わったときに初めてわかるということになります。

大阪府内科医会 お医者さんのブログ

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