「いつまでもイキイキ脳!」〜みんなでささえあう認知症〜 はじめに

今回は昨年開催した「いつまでもイキイキ脳!」〜みんなでささえあう認知症〜 におけるパネルディスカッションの記録を配信いたします。

 日本は世界でも1〜2位を争う超高齢社会となり、人生100歳時代を迎えつつあります。

そのなかで私たち医療者にとり、市民の健康寿命をどう延ばしていくかが重要な課題となっています。 なかでも認知症が大きな問題です。認知症は社会の高齢化に伴い年々増加しており5年後の2025年には700万人、高齢者の5人に1人は認知症という時代です。

 残念ながら現在の医学では認知症の真の原因はまだ明らかではなく根本的に治療する薬剤もありません。 認知症は突然発症するのではなく、初期にはMCI(軽度認知機能障害)という形であらわれ、徐々に進行します。 また糖尿病や高血圧などの生活習慣病が認知機能を悪化させることは明らかであり、早期にMCIに気付き、生活習慣の改善を通して予防していくということが大切です。 

そこで、今回はこのMCIに焦点を当てMCIの予防法などをかかりつけ医やかかりつけ薬局、病院の専門医のそれぞれの立場から、また認知症について相談する場合はどうすれば良いか?などを話しあいたいと思います。 



コーディネーター

(大阪府内科医会 会長) 福田 正博

(大阪府内科医会 副会長) 外山  学

パネリスト

(堺市立総合医療センター

 糖尿病内科 部長) 藤澤 智巳

(大阪府医師会 副会長) 中尾 正俊

(大阪府薬剤師会 常務理事) 近藤直緒美

(大阪府内科医会 理事) 黒川 浩史

(令和2年2月2日(日) 於:大阪府医師会館)

大阪府内科医会 お医者さんのブログ

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