寝る子は育ち、寝る大人は健康に

毎晩、熱帯夜で寝苦しい夜がつづいていますね 皆さん ちゃんと眠れているでしょうか? 昔から伝えられている「ことわざ」の中には、 皆様が健康生活を送る上で、私たち医師が、なるほどって思うものがあります。 その中から、本日は、「寝る子は育つ」と言う「ことわざ」について、紹介します。 この「ことわざ」は、子供にとって重要な成長ホルモンは、深い睡眠を取っている時に最も良く分泌されるので、科学的にも正しいことです。ただ、「成長ホルモン」と聞くと、子供にのみ必要なホルモンと誤解されがちですが、実は成人でも必要なホルモンなのです。成人では、成長ホルモンが減少すると、疲れが取れにくくなったり、病気への抵抗力が下がったり、肌の老化が進んだり、太りやすくなったりします。 人の眠りには約90〜150分間の周期で浅い「レム睡眠」と深い「ノンレム睡眠」を繰り返します。その1周期目と2周期目、つまり最初の3時間が最も深いレベルの眠りに達するタイミングで、その時に成長ホルモンが分泌されるので、日中の疲れを癒したり、脳を休ませたりする時間帯になります。 「寝る子は育つ」だけでなく、「寝る大人は健康になる」と覚えておきましょう。

大阪府内科医会 お医者さんのブログ

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