熱中症予防で気をつけたいポイント
①暑い夏には水分補給を
本当に毎日暑い日が続きますね!! 夏になるの熱中症予防で水分補給をするように盛んに注意喚起がなされています。これは大正解、水分補給は大切です。 涼しい季節でも汗は1日0.7〜1リットルでていますが、これが運動時や暑い夏には3〜4リットル以上になります。高温多湿の環境なら10リットルにも達すると言われています。 ですから水分をしっかり補給することは大切です。でも一気に冷たい飲み物を飲むのではなく、小出しにすこしずつ飲みようにしましょう。
もちろん水分といってもジュースやサイダーは糖分が多く良くないことは皆さんもご承知でしょう。ミネラルウォータだけでなく、最近は無糖の炭酸水なども多く市販されているのでこれらを使用するのもいいでしょう。 またお茶もお勧めです。 緑茶は利尿効果がありあまりお勧めではないという記事もありますが、心配するほどの影響はないと思います。気になる方は麦茶や棒茶、ウーロン茶などなら問題ありません。
②水分補給の落とし穴。 塩に注目!!
水分補給には1つ落とし穴があります。それは塩分です。 1リットルの汗には3gの塩分が含まれているので、汗で失われる塩分は想像以上に多く、水分だけを補給すると血液が薄まり、その結果、頭痛、嘔吐、食欲不振、倦怠感や また筋肉の痙攣などが起こります。 水分だけでなく塩分も補給しましょう。
そのため経口補水液やスポーツドリンクなどが勧められことも多いようですが、スポーツドリンクには糖分が含まれており、水分と糖分と塩分を同時に補給すると糖分は運動時のエネルギー補給になるだけでなく、塩分の吸収効率も高まります。しかし取り過ぎになると血糖を上げ、肥満を引き起こすことになります。 肥満傾向や糖尿病が心配な方は気をつけましょう。熱中症予防には。ミネラルウオーターやお茶にするようにしておきましょう。もちろん塩分も必要、お茶か水1Lに対し梅干し1個2g。塩昆布ひとつまみ10gで2gの塩分が入っています これを口にふくみつつ、水をのむというのもいいでしょう。
③水分補給の落とし穴。 糖に注目!!
前項で述べたように市販の飲料の多くには糖分が含まれています。
特に多いのはコーラやサイダーなどの炭酸飲料で、実に10%以上の糖が含まれています。これは炭酸があると糖濃度が高くないと甘味を感じにくいということがあります。 サイダー類なら500mLのペットボトルにすると50gの砂糖です。小さな角砂糖なら実に12個以上の量です。スポーツ飲料でも30g程度含まれているものがあり、それなら7~8個という量になります。
また一見含まれていなさそうな○○ウォーターや○○の天然水といったドリンクも、よくみると糖が100mLに4−5g程度の糖が含まれています。500mlになると20g 角砂糖 5−6個にもなります。 小さ文字ですが必ず表記されているのでチェックしましょう ただし100mLあたりなどとなっているので頭の中で飲む量で掛け算しましょう
④ペットボトル症候群とは
最近は清涼飲料水ケトーシスという名でよばれる病気があります!
夏の季節に若い人が突然、急性の糖尿病となり、脱水と意識障害を引き起こし救急車で病院に運ばれるということがあります。特に10~30歳の肥満傾向のある男性、糖尿病予備群の人はもちろんのこと、血縁者に糖尿病のある方は黄信号です。急性糖尿病の発症前の1週間に1日2L以上の清涼飲料水を大量に飲んでいたということが多いようです。大量の糖が体の中にはいって血糖を処理するホルモンであるインスリンの分泌が間に合わなくなり血糖が上昇、その時にのどの渇きを癒すために清涼飲料水を飲むと、さらに体の中に糖が入ってくると、血糖が上昇するという悪循環に陥ります。著明な高血糖により意識も朦朧とし救急搬送されるということになります。多くの場合、入院後に適切にインスリンと点滴を行うことにより病状は改善し2週間ほどでインスリンや飲み薬などからも離脱できることが多いとされています。
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